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シャーク・ブレード(Shark Blade)
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シャーク・ブレード(Shark Blade)

2011.10.10

 9月23日秋分の日、夫をモデルとして帰神撮影を執り行なった。
 テーマは「シャーク・ブレード」。実物のタイガーシャークの歯を植え込んで造られている。

 南洋スピリットともいうべき野趣あふれるこの武器は、先般のパラオ巡礼の際、博物館に展示されていたものに夫が感銘[インスピレーション]を受け、ヒーリング・ネットワーク同志の山田一美氏が復元したものだ。ちなみに、山田氏は(工芸・彫刻等の)「シロウト」で、もちろんサメの歯の武器などこれまで作ったことはないわけだが、博物館で撮った写真をもとに、ほとんど試行錯誤なしで南洋ウェポンをそっくり再現してしまった。ヒーリング・アーツを応用することで、驚くほどすんなり作業が進んだそうだ。

 南太平洋の島々一帯で、こうしたサメの歯の武器が使用されていたといい、デザインもいろいろあるようだ。
 サメをトーテム・アニマルとして崇めていた海の戦士集団の存在を暗示するものだ、と夫は言う。

 夫がヒーリング・タッチで武器をホールドすると、まったく初めて手にするものなのに、どのように使うものなのか、瞬時にわかることがあるという。
 不思議なことのようだが、例えばナイフがそのような形をしているのは、その形がよく切れるからであり、同様にすべての形には用(意味)があると夫は言う。
 だから、武器の魂(その形の必然性、意味)と触れ合うことで、その使い方を武器自身が教えてくれるかのようにわかることも決して不思議ではないと夫は言うのだが、はたでみているとやはり不思議であり、神秘的だ。

 夫によれば、人間1人1人の形(容ぼう、体形など)にも、すべておのおのの意味・意義があるという。それこそが、天命というものであり、人の本当の生き甲斐、あるいはレーゾン・デートル(存在理由)なのかもしれない。


2011.09.23 天行院にて撮影

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